ソーシャルメディアに実名で登録する? or しない?
アメリカ=実名文化 は、間違い
あなたは、mixi、Twitterなどのソーシャルメディアに
実名で登録していますか?
「アメリカは実名文化、日本は匿名文化」
だから、Facebookは日本で流行らない、という論調をよく目にします。
そして、私もそう思ってました。
しかし、ある人に教えて頂いたこのエントリー*1を読んで、
アメリカでも、実名文化が当たり前だったわけじゃない、
ということを知りました。
アメリカに実名文化があったから、実名で登録するようになったわけじゃない。
実名で登録させる仕掛けがあったから、結果的に実名文化が出来上がった、
ということですね。
mixiで匿名登録が多い理由
ご存知の方も多い方と思いますが、
mixiって、
「リアルの友達とつながるためのメディア」
を標榜しています。
「ネットだけでつながる出会い系ではないよ」
ということですね。
その世界観が守られているならば、
実名で公開するリスクはないので、
実名で登録しても、何ら問題はないはず。
しかし、リアルの友達とつながるだけであればこそ、
リアルの友達にしか伝わらないニックネームで登録しても
問題はないわけです。
結果、ニックネームで登録する人が多くなり、
匿名文化が出来上がった、ということになるのかもしれないです。
アメリカと日本では逆の使われ方をするようになる、かも。
このエントリー*2にあるように、
Facebookは、
「パーティーなどリアルな場で構築した人脈を管理できるツール」
としてスタートし、
アメリカ人の階層意識、ブランド志向を利用する仕掛けを施し、
ここまで拡大してきました。
そして、Facebookが社会のインフラとして当たり前になり、
「アメリカ=実名文化」
という固定観念が事後的に出来上がったということです。
日本だと、リアルでの人脈形成って
アメリカほど活発ではないと思いますので、
アメリカと同じような流れでは、今後も実名文化は形成されないでしょう。
となると、
ネットだけで自分の興味のある人が探せて、
その人とネット上で繋がることが出来て、
実際に会って、リアルでコミュニケーションをして、
結果、人脈が形成される、
という、
アメリカとは逆の流れのソーシャルメディアの使い方が
日本では今後活発になるかもなぁ、と妄想をしています。
コンテキストが日本のソーシャルメディアの方向性?
コンテキストって、文脈・前後関係・背景と日本語で訳されます。
前述のように、日本のソーシャルメディアは
コンテキストで人が繋がる可能性があると思います。
そのあたりを体験するべく、
自分もTwitterでは、実名、実写真だけでなく、
個人プロフィール(会社情報とか家族構成とか)も
公開をするようにしました。
公開してればこその出会いが
ちょこちょこと起き始めていますが、
まだ、劇的な変化、化学反応までは体験できていません。
このあたり、何か面白いご経験をされた方がいらっしゃったら
ぜひ教えてください。
*1:Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違いhttp://synodos.livedoor.biz/archives/1482931.html
*2:Facebookの普及に見る米国の社会階層性と、『米国=実名文化論』の間違いhttp://synodos.livedoor.biz/archives/1482931.html